異世界に転生&転移するのは、一旦良いとして、異世界には娯楽はあるのでしょうか。
それこそ、おそらく飲酒と、大人の女性のお店くらいなものでしょう。
空き時間があれば、常にスマホを眺め、
インフルエンサーのバズ動画を見ている現代人にとって
この娯楽の少なさは大きなストレスになりえます。
ですが、異世界でスマホを再現しようというのは、現実的ではありません。
今回の記事では、現代の娯楽であるボードゲームは、
異世界に持ち込みが可能かということを考察してきます。
現代知識:ボードゲーム
今回はチェスとオセロを流行らせることが
異世界で可能かどうかを考察をしていきます。
ですが、まずはチェスとオセロの遊び方や歴史について解説します。
チェス
チェスの先祖は諸説ありますが、
インドで紀元前から遊ばれていたというチャトランガではないか言われています。
それらが9世紀ごろにヨーロッパへ伝わったとされます。
チェスってそんな昔からあるんだね!しかもインド発祥だとは思わなかった!
筆者も調べるまでは、なんとなくヨーロッパが紀元のボードゲームかなと思っていました。
遊び方自体は単純明快で、
縦横8マスで区切られたボード上に、6種類の動き方が異なる駒が存在します。
(キング×1、クイーン×1、ビショップ×2、ナイト×2、ルーク×2、ポーン×8)
それらを操作し、相手のキングを取れば勝利というルールです。
公式戦では点数制で競うということもあります。
日本人にとっては、
チェスって将棋と似たものでしょ?
という想いが多いのかなと思います。
実際にルール上の類似点も多くあります。
一つ雑学として、
将棋の「王手」とチェスの「チェックメイト」では意味が違います。
・「王手」
指し手:次の一手で、直接「王将」を取れる状態ですよ。
受け手:何とか王将を守る手段を考えなければ…
となるのが、「王手」です。
一方チェックメイトは
・「チェックメイト」
指し手:もう逃げることも、防衛する手段もないですよね?
受け手:打つ手がありません。
負けが確定するのが、「チェックメイト」です。
つまり、
「王手」は相手の王将を直接取れる状況だけで言い、受け手には取れる手段がある状況です。
「チェックメイト」はもう何も取れる手段がなく、負けることが確定していることを言います。
王手とチェックメイトは「≠」ですが、
詰みとチェックメイトは「=」ですね。
トンチみたいな雑学でした。
オセロ
オセロ発祥の地が日本の水戸だ
という説があることをご存知でしょうか。
日本オセロ連盟元会長である、長谷川さんという方が1970年ごろに東京都で完成させ、
ゲーム会社のツクダに持ち込んだとされています。
え、オセロって日本発祥のボードゲームなの!?全然知らなかったよ
一方で、
19世紀ごろには、既にロンドンで考案されていた「リバーシ」というゲームがあり、
ほとんどオセロとルールは同じということで、「リバーシ」が発祥だという説もあります。
こちらもルールは簡単です。
表と裏で色の違う石を用いて、同じ色で挟めば
挟まれた石は挟んだ側の色に変わるというものになります。
わかりやすいルールではありますが、奥が深く極めるのは非常に難しいと言われています。
「覚えるの一分、極めるのに一生」
というのが、オセロのキャッチフレーズとなっている様です。
ボードゲームの異世界での実現性
前段でご紹介したボードゲーム(チェスとオセロ)は
異世界で実現可能と考えます。
一度、規格が整ってしまえば大量生産が可能であるということと
チェスもオセロも非常に簡単であるということから、
実現可能と判断しました。
以下からは、ボードゲームを異世界に実現させたとして、
転生&転移したあなたにどんなことが起きるのかを考察いたします。
商売のタネになるか
こちらは難しいところです。
異世界で特許権や著作権があるとは思えないからです。
売り始めから一時的な資金の足しにはなると思いますが、
続々とコピー商品が出てくることは、
目に見えているため、ボードゲームで財を成すということは不可能だと考察します。
異世界の世間に受け入れられるか
ご紹介している通り、
ルールが簡単で、手元に用意しやすいとなれば、広がることに間違いないでしょう。
民衆から広がり、商人に届き、貴族の目に留まり、果てには王族の方が興味持つ可能性だってあります。
貴族用、王族用のゲーム盤、駒などを用意して
ルールは変えずに、使用するモノを高級にすることで、また一儲けできるかもしれませんね。
民衆の使用されるシチュエーションとして、
酒場などでチェス大会、オセロ大会を開くことがあげられます。
勝敗でお酒の奢り奢られがあったりすることで、商売も繁盛することでしょう。
また才能あるものは貴族の指南役になる可能性だってあります。
簡単なボードゲームですが、
異世界においては、消費を促し、雇用を生み出すものになるでしょう。
注意点
前段でもご説明しましたが、
ボードゲームは流行れば、コピー商品が大量に作成されることが想定されますので、
できるだけの対策を行いましょう。
まずは職人さんですが、
昇給などを惜しみなく行い、厚遇することで技術の漏洩を防ぎましょう。
またできるなら、教会や貴族のお墨付きをもらうことでブランド化することで
コピー商品の普及を遅延させることが出来ます。
(コピー商品の誕生を完全に止めることは不可能)
まとめ
自身の心身のリフレッシュにもなる娯楽を
異世界で普及させることで、
自身のQOLの向上が図れ、かつ、一時的な資金の獲得が可能になるので、
ボードゲームの知識をもって異世界に行くことは
筆者としては非常にオススメです。
ただし、
コピー商品の誕生には目を光らせておかなければなりませんので、
そのあたりはご注意ください。
当ブログでは他にも異世界で使える現代知識についての記事も記載していますので
良かったら、そちらも見ていただければ幸いです。
それでは。
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