突然、異世界で生活をするとなった場合、
初めに何をしますか。
色々やりたいことが思い浮かぶと思いますが、
異世界転生&転移は、突発的なイベントですので、
手元に衣食住を揃えるほどの資金がないのではないでしょうか?
そんな突然の異世界転生に不安があるなって方は、
比較的容易に資金を得ることが出来る、
現代知識の「宝くじ」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
当記事では「宝くじ」を主催し、
利益を得る方法と注意点について、ご紹介いたします。
知っておきたい 異世界でも使える現代知識
現代知識チートなどを謳ったライトノベルも多く見かけます。
実際の再現性はどうなのかといった場分も観点に入れて、
当記事ではご紹介させていただきます。
ぜひ、宝くじの仕組みを理解し、知識として落とし込んだ上で、
異世界で活用していただければと思います。
現代知識:宝くじ
現代にもあるものでなんとなくのイメージはつくと思いますが、
概要をザックリと言いますと、以下になります。
- 宝くじを購入する
- 購入した人の中で、抽選を行う
- 当選した人に、賞金を払う
主催する側になると、見方は少し変わってくる。
- 安い金額で多くの枚数のくじを販売する
- 販売すればするだけ、大金が集まる
- 販売側が必要なマージンを抜く
- マージンが抜かれた、残った金額を1等から分けていく
となります。
このように記載すると、
宝くじの主催側がどこで利益を得ているのかが、
わかりやすいと思います。
現実社会での宝くじの例
宝くじの実際の例をご紹介いたします。
例えば、
以下の当選金額、当選枚数で行う宝くじを主催します。
この宝くじを300円で1000万枚売ると、30億円となります。
画像で見ていただきたいのは、賞金金額の合計です。
当選金額として主催者側が用意しておかないといけない金額が、
14億990万円となります。
主催者が集めた30億円 - 当選金額の14億990万円 = 約15億円
この差額の約15万円ほどを、主催者側の利益とすることが出来ます。すごい。
宝くじを主催する上での注意点
前段で宝くじの仕組みと利益について説明しましたが、
もちろん宝くじにも注意点があります。
購入者の心理を正しく理解して販売しないと行き詰ります。
ここでは、その注意点をいくつかご紹介いたします。
注意点①:数字感覚の高い購入者に気を付ける
数字感覚の高い購入者とは、
それこそ確率などを計算できてしまう人のことを指します。
先ほどの宝くじの例で、
各賞の当選確率を別に記載しました。
この各当選確率が、どれくらいなのかを具体的に持たれてしまうと
主催者側は非常に困ります。
というのも、
「0.00…%」という確率が並んだ時に、
0.01%と0.001%の間にどれほどの開きがあるのかを
購入者には悟られたくないのです。
主催者側の思いとしては、
購入者には、
どちらも低いなぁ
くらいの思いでいれくれないと、宝くじの販売枚数が減る可能性があります。
注意点②:1等賞の金額は可能な限り高額とし、最低賞は可能な限り当選枚数を上げる
注意点①の続きでもありますが、
1等賞の金額は可能な限り高額にした方が良いです。
それだけで集客のための目玉になります。
※ただし、
高額にすればするだけ当選確率を下げてください。
1等賞の賞金を高額にし当選確率を下げる、
一方で、
最低賞の当選確率は出来るだけ上げてください。
こうすることで、
実際に当選した人の母数を増やすことができ、
賞金以上に当選したことにありがたみを感じやすくなります。
主催者側の大きなリスクは
宝くじが売れ残ること です。
その売れ残りを減らすための対策は
確実に押さえておきましょう。
異世界で宝くじを主催できるのか
仕組みはある程度理解できたとして、
実際に異世界で、みず知らずの人から宝くじを購入するだろうかという点について
ご説明させていただきます。
考えられるポイントは2つで、
「信用力」と「暗殺リスク」です。
「信用力」を得るためには
宝くじの大きなリスクは、
前段でも記載させていただいた通り、売れ残りの発生です。
ですが、実際にあなたが異世界にわたったとして、
現実世界のものを売ることができるのでしょうか。
おそらく難しいでしょう。
なぜなら信用力がないからです。
どこの誰かもわからない人、良くわからないものを売っている
これだけで、不審者扱いされる可能性が高いです。
ですので、
自分の営業力に自信がない方は
信用力の向上も視野に入れて、
寺や神社、教会に話を持ち込みましょう。
初めのうちは、自分の取り分の半分近くを奉納することになるかもしれませんが、
それは信用力のレンタル料として割り切りましょう。
とにかく、
宝くじの売れ残り、赤字の発生はさけるように初回の宝くじを催します。
なんなら、初期の段階では経費を含め赤字が無ければ良いくらい思っておいてください。
初回の宝くじで、当選した者がいるという実績と
その地域ではどれくらいの需要が見込めるかなどを調査しつつ、
次回以降宝くじの枚数の調整を行えば、黒字転化が可能かと思います。
また競合もでてくると思いますが、
それこと新興の宝くじ主催者のことは、
信用できない
自分の宝くじとは違うぞ
といった噂を流しておくことで、
自分は信用力の盾を得ているので、問題ない状況を作り、
その盾を得ていない新興の競合を、あなたの盾で横殴りしてください。
ただの新興宝くじであれば良いですが、
詐欺集団だったりすると、その悪評に影響をうけるかもしれないので
前述した噂をながすということも必ず行いましょう。
ビジネスはサバイバルです。
また先行者利益で宝くじの枚数が多ければ、
より高い賞金を出せることができるので、負けることもないです。
「暗殺リスク」への備え
ここまで注意点を踏まえ、宝くじを主催してきたあなたの手元には
まとまったお金があり、信用力も高まってきていることでしょう。
ただ忘れていけないのは、ここは異世界ということです。
宝くじが成功し、ノウハウを手に入れれば、
あなたのことはもう用済みだと言わんばかりに、
良くて追い出し、悪くて暗殺を考える人も居るでしょう。
一見すれば、くじを販売し→当選者にお金を払うだけのシンプルな中身に見えるので、
あなたが居なくても、主催が可能に思えてしまします。
そう考える短慮の愚か者は必ずいて、君を追い出しにかかるでしょう。
理不尽なことに、そんな愚か者というのは権力者であることが多いです。(ソースはラノベ)
であれば、
あらかじめ追い出されることを想定しておきましょう。
他の事業のための資金を確保しておき、
出ていくことを求められたら手切れ金を求め素直に出ていきましょう。
(こうすれば、愚か者たちは「こいつも金次第では動く」と思わせられます)
さらにいうなら、
その愚か者どもがくじの主催をしている間は、あなたはくじを主催しない
といった契約を結び、契約金を貰うのも良いと思います。
どうせ、そういった手合いは欲深すぎて、
当選金を減らしたり、当選確率を改ざんして
購入者の購入意欲をそいだり、
最悪の場合当選金を支払わずに、ごまかそうとし失敗するでしょう。
その後で再び始めれば問題ないです。
あくまで契約は、
その愚か者たちが主催している間は
という期間限定の契約なので。
まとめ
いかがだったでしょうか。
いくつか宝くじを主催する上で注意点やリスクについて
説明させていただきました。
この宝くじ事業を、
異世界で大商人を目指すための第一歩にすることができるのではないでしょうか。
異世界で大企業を作ることが出来ることを祈っております。
それでは!
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